第12回キッズデザイン賞 優秀賞発表シンポジウムを見てきました

9月25日(火)13:30より 第12回キッズデザイン賞受賞シンポジウムが開催されました。
受賞作品252点の中から選ばれた最優秀賞、優秀賞、奨励賞、特別賞など優秀作品33点について
パネルの展示やプレゼンテーションがありました。

当事務所が設計・工事監理を行った代沢ききょう保育園は、残念ながら
トップ33作品には入りませんでしたが、どのような作品が選ばれたのか見て参りました。

シンポジウムは六本木ヒルズ49F アカデミーヒルズにて開催
会場には優秀作品がパネル展示されていました。

受賞作品の中からいくつかご紹介いたします。

● 最優秀賞 内閣総理大臣賞
「QuickFree」 YKK株式会社

 ファスナーを改良することで操作しやすく、子どもが1人でも着脱しやすくしたことや、フード付きの洋服が引っかかったときなどに自動でファスナーが開く解放機能を備えています。

確かに、保育園に子どもを預ける時にフード付きの洋服はNGだったことを思い出しました。子ども同士でフードを引っ張ったり、滑り台でひっかかったりして窒息する可能性を避けるためです。このファスナーなら引っ張るとファスナーが自動で解錠されるのでその危険性は減りますね。

■【一般部門】優秀賞 経済産業大臣賞
 「ウォーターサーバー FRECIOUS dewo」 富士山の銘水株式会社

 自宅でウォーターサーバーを使用する人が増えたこと、またミルクを作るために冷水だけでなく温水機能を持つサーバーの需要が増え、子どもがいたずらしてやけどをしないように、小さな子どもの手が届かない位置に操作部を設置した安心・安全設計のウォーターサーバー。

すぐにミルクの適温が出てくるウォーターサーバーがあったら確かに便利ですよね。自分の子育て時にも欲しかった!
子どもの安全・安心設計になっていると同時に重い水タンクを女性でも持ち運びしやすいようパックにしている点もよいなと思いました。

■【クリエイティブ部門】優秀賞 経済産業大臣賞
 「MESH」 ソニー株式会社 MESHプロジェクト

 センサーやスイッチなどのブロックと身近なものを組み合わせ、プログラミングによってさまざまな仕組みを作ることができます。

食事ができたらお父さんにピッと連絡したり、家族のいる場所を把握したり、いろんなことができそうでした。小さいころからこのようなグッズで日常的に体験していれば、プログラミングを難なく理解し、使いこなせる大人になるのでしょう。

■【個人・家庭部門】優秀賞 少子化対策担当大臣賞
 「ベビーカレンダーアプリ」 株式会社ベビーカレンダー

 妊娠中のプレママ・子育て中のママとパパに医師や専門家が監修した情報を提供するアプリ。正しい情報を提供し、安心して子どもを育てていけるようサポートします。

助産師や栄養士など専門家が直接疑問に答えてくれるので、信頼でき、安心して妊娠・出産を迎えられる。核家族化が進んで気軽に聞ける人が身近にいなくて不安を抱える人や、専門的な答えをもらいたい人にとって魅力のあるアプリだと思いました。

■【男女共同参画部門】優秀賞 男女共同参画担当大臣賞 
 「三菱レンジグリル(オーブンレンジ)RG-HS1」 三菱電機株式会社

 レンジとグリルのいいとこどりをして、簡単に美味しく調理ができるオーブンレンジ。料理の苦手な男性でもレンジが自動でやってくれるので、ガイドに従うだけでOK。料理時間を短縮した分、家族団らんに時間を費やせます。

男性が家事・育児に参加することを支援する良質な取り組みと評価されています。レンジで中に火を通し、仕上げにオーブンでこんがり焼いてくれる(しかも自動で!)。これは女性でも欲しいアイテムだと思いました。

当日は9社のプレゼンがあり、それぞれの工夫にあふれた活動や最新の技術、開発の状況を知ることができました。
10月の下旬にキッズデザイン賞のHPから検索で各作品の詳細を見れるようになるそうです。

キッズデザイン賞ホームページ
キッズデザイン賞 内閣総理大臣賞などを発表

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