花粉を家に持ち込まないための換気対策

今年は花粉症の症状がきついと訴える人が多いようです。
わが家でも症状の軽い・重いの差がありますが、家族全員花粉症です。
従って、春先の花粉対策は毎年欠かせません。

まずは、症状が出る前に、1月末~2月になったら早めに受診して、アレルギーの薬を飲み始めます。
その上で、住まいに花粉を持ち込まない対策住まいに紛れ込んできた花粉を取り除く対策を行います。

持ち込まない対策としては
・洗濯物は室内干しにする
・この時期の布団の外干しを避ける
・窓を開けない           などがあります。

本当はお天気のいい週末は布団をバッと干したいところですが、ガマンガマンです。

あともう一つ、花粉が入り込みやすく注意したい場所に「換気口(給気口)」があります。
窓を開けるのを我慢していても、換気口(給気口)に何も対策がしてないと、ここから花粉が紛れ込んできます。

↓ こちらは換気口(給気口)の一例です。リビング・ダイニングや寝室、キッチンの壁などに設けられています。

この換気口は、壁を貫通して設けられています。室内側と外側にキャップがついていますが、中は空洞になっています。

この壁の孔(あな)の部分からも花粉や黄砂、PM2.5などが入り込んできます。
キャップを開けて、内部に花粉をシャットアウトするフィルターがついているかどうかを今一度確認してください。
もしフィルターがついていなかったら、ホームセンターや通信販売などでフィルターを購入してご自分でつけてくださいね。

↓ こちらは換気口に設けるフィルターの一例です。花粉より細かい粒子のPM2.5も取り除いてくれます。
フィルターは汚れたら取り換えたり、洗う必要があります。

もしこの換気口が家中のあちこちにあると、ちょっと大変ですよね。
換気口の数が少ない方が手間が省けますし、花粉の侵入を防ぎやすくなります。

現在、住宅で採用されている換気法には、給気と排気を機械でコントロールしている「第一種換気法」と、
各居室に換気口を設けている「第三種換気法」と、があります。

「第一種換気法」を採用すると、換気口の数が少なく済み、換気口から入っている花粉を制御しやすくなります。
一方、多くの住宅で採用されているのは「第三種換気法」です。花粉症が気になる方は、どの換気法を採用するか十分検討してください。

住宅の換気法の種類や特徴は、オールアバウトのこちらの記事「花粉、黄砂、PM2.5のトリプルパンチ対策:住宅編」にて解説しています。ぜひご覧ください。

こちらの記事の初公開は2010年5月でした。この時期、大陸から飛んでくる「黄砂」が話題になりました。
そして2013年の春ごろに、PM2.5という物質も話題になり、その情報を書き加えて再公開いたしました。

今回、最新情報を加えて再々公開しておりますが、ここ数年の間に花粉より細かい粒子であるPM2.5に対応したグッズもたくさん出てきており、黄砂とPM2.5がすっかり私たちの日常に定着してしまっていることを認識しました。

黄砂とPM2.5は花粉の症状をより重くする原因になっています。
ぜひ家庭内に持ち込まないよう、しっかりと対策を取りましょう。

花粉、黄砂、PM2.5のトリプルパンチ対策:住宅編」by All about

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  1. 居室についている給気口の例
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