この春2年間の学びを終えて大学院を卒業し、MFA(Master of Fine Arts/芸術修士)を取得いたしました。
MFA(Master of Fine Arts/芸術修士)とは
MFAは”Master of Fine Arts”の略称で、日本語では「芸術修士」や「美術修士」と呼ばれています。”New MBA”とも言われ、MBA(経営学修士)のようなグローバルスタンダードな学位として世界的に注目が集まっています。
出典:京都芸術大学大学院HP
今回私が取得したMFA(Master of Fine Arts/芸術修士)は、新しいMBA(Master of Business Administration/経営学修士)とも言われ、MBAがビジネススクールと言われる経営学大学院で修士課程を修了した際に与えられる学位であるのに対し、MFAは芸術科目の実践をベースとした修士課程を修了した際に与えられる学位です。
MFAは芸術分野だけでなくビジネス界でも注目され、古くからの伝統を重んじる企業も想像力や創造的な思考をますます評価するようになっており、第一線のビジネスパーソンがアートやデザインを学び始めている、とのことです。
アートで社会問題を解決する
今後、MFAが必要とされるポイントとしては、①創造性や批判的思考力の重要性が高まる中でアートやデザインの分野での専門知識や技術を持つ人材が求められる ②アートがビジネスや社会問題の解決に寄与する場面が増えているため、実践的な経験と理論的な理解を兼ね備えた人材が必要とされる
などが挙げられます。
コミュニケーションデザインとは
私が学んだ分野は「コミュニケーションデザイン」です。ざっくりいうと、デザインの力で人の行動変容を促し社会課題を解決すること。ある社会課題を解決するために、ターゲットインサイト(ターゲットの心の奥にある本音はなにか?)を捉え、解決方法を導き出し、メッセージを視覚的な要素(映像、グラフィック、空間)を通じて明確に受け手に伝え、理解してもらうこと、そして、行動に移してもらうこと。
こう振り返ってみると、大学院の2年間の学びは修了しましたが、自分はまだまだこれからです。これからは関わる仕事や新しい学びを通して実践を積み、社会に還元していきたいと思っています。