このたび、ある機関紙にて住まいに関するアドバイスを行うことになり、
「暮しやすい家」ってどんな家ですか、というお題をいただきました。
このコロナ禍の影響で、住まいについてあれこれと考えた人も多かったことでしょう。
これまで住まいは寝に帰るだけだった人が、在宅勤務で家で過ごす時間がうんと長くなり、
「ここがもうちょっとこうなっていたら良かったのに」とか「この家のここは使いやすくてよい」など、
良いところ・悪いところがけっこう発見できたのではないでしょうか。
「暮らしやすい家」を考える時は、様々なアプローチがあると思います。例えば、
・断熱性・気密性に優れて一年を通して快適に暮らせる家 =室内環境が良好な家
・地震などの自然災害への備えがしっかりしている家 =耐震性に優れた家
・防犯性に優れていて泥棒に狙われにくい家 =防犯性が高い家
・家族のライフスタイルや好みにあった間取りになっているか など。
「暮らしやすい家」には上記のいずれも必要ですよね。
その他にも、家の中にいる時間が増えて、家庭内事故発生のニュースが多くなったことも気になっています。
例えば、小さなお子さんがマンションのバルコニーから転落して死亡した事故も、このコロナ禍の中、数件報告されました。
住まいで過ごす時間が長くなったことで、家庭内の危険個所を減らすことはとても大切なことになっています。
安全なはずの家庭内で悲しい事故などが起こらぬよう、家庭内の安全性にも配慮した住まいづくりも心掛けていきましょう。
◆コラム『「暮しやすい家」の理想』は、機関紙「みらいら」2020年11月号に掲載されました。
「みらいら」は日本生命のお客様に配布されるそうです。もし手に取る機会がありましたら読んでいただけますと幸いです。

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