マンションのベランダからの幼児の転落事故を防ぐために

コロナ禍の中、家で過ごす時間が長くなり、マンションのベランダから誤って小さな子どもが転落する事故が続きました。
2020年6月には1か月で4件が報告されています。

マンションのベランダの手すりの高さは建築基準法で1.1メートル以上とすることと定められています。
これは、大人が寄りかかっても安心できる高さである一方、子どもが腕の力を使って、足がかりがなくても超えられてしまう高さであることもわかっています。

コロナ禍の前は、朝や夕方の時間帯に、大人が「ちょっとそこまで買い物に」等、少しだけの間に子どもを1人で家に残した時に事故が発生していました。

コロナ禍の中では、夕方から夜にかけ、大人が在宅する中でも発生しています。これは、非常事態宣言の際に公園などの出入りが禁止され、夜でも体力が余ってしまっていたことも関係あるかもしれません。また、コロナ禍で換気が推奨されていることもあり、ベランダ側の窓を開け放しにしているご家庭が多かったことも関係があるかもしれません。

非常事態宣言下では多くの公園が使用禁止になりました

非常事態宣言下では多くの公園が使用禁止になりました

いずれにしろ、悲しい事故がこれ以上起こらないよう、ベランダに子どもが1人で出られないような対策が必要です。
ひとつの例としては、子どもの手が届かない高さに補助錠を取り付けることも有効です。換気で窓を開ける際には必ず目を離さないようにしましょう。

ベランダに出る掃き出し窓には高い位置に補助錠を設けることも有効です

ベランダに出る掃き出し窓には高い位置に補助錠を設けることも有効です

コロナ禍以前とコロナ禍に起きたベランダからの転落事故の例と、対策をオールアバウトの記事にまとめています。
ぜひ参考にご覧ください。
幼児のベランダからの転落事故を防止をするには? by All about

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