暖かい日が続きました
この春は例年より暖かい日が多かったですね。
東京の多くの学校で入学式が行われる4月の2週目にはすでに桜が散っていました。暖かいのは助かりますが、地球温暖化が進んでいるのかな、と心配でもあります。
地球温暖化の原因になる二酸化炭素は、実は私たちの住む家からも多く排出されていることをご存じでしょうか?そこで、この春から新築住宅を建てる際には省エネ性に考慮すること、建築士がお施主さんに対して省エネ性能についてきちんと説明することが義務付けられました。
省エネ性の高い家に住むメリット
省エネ性の高い住まいは、実はメリットがたくさんあります。
まず、省エネ性の高い家はあまりエネルギーを使わなくても快適な室内環境を保てます。エネルギーを使わない暮らしは二酸化炭素の排出を低減できるため、地球環境を守り、光熱費も抑えることができるため、お財布にも優しい暮らしができます。
また、省エネ性の高い家は、夏や冬の家の中の温度差が少なくなるため、住まい手の健康にもよい影響を与えます⇒ ここがポイント!コロナの影響で家の中で過ごす時間が増えている人も多いと思いますが、一年を通して快適に過ごせる家、健康に暮らせる家っていいですよね。
次に、省エネ性の高い家は、万が一の災害時に大きな力を発揮してくれます。最近耳にすること多くなったレジリエンス性の高い家、と言うことができます。例えば、省エネ性の高い家には太陽光発電や家庭用蓄電池が備えてあったり、高効率給湯器を使っていたりします。電気やガスが止まった時に、それらが大きく役に立つことになり、安心感が違います。
今後は省エネ性に配慮した住まいづくりを
このように、これからの住まいは省エネ性能にも気を配って建てることが大切になります。
今後は担当の設計士さんが省エネ性能についてきちんと説明してくれると思いますので、ぜひ興味をもって良い性能の住まいを建てていただきたいと思います。
こちらは国土交通省が出しているリーフレットです。
▶ 1ページ目には省エネ住宅のメリットが書かれています。
▶ 2ページ目には設計士が省エネ性について説明することが義務化されたことが書かれています。
実は、この設計士による省エネ性能の説明は、お施主さんが「しなくていいです」と断ることもできるのです。それはとてももったいないことです!
これから10年、20年、30年……と長く住む大切な住まいです。ぜひ設計士の説明をきちんと受けて、家族の健康にもよい省エネ性に配慮した住まいを手に入れましょう。