野村不動産ソリューションズが運営するサイト「ノムコム」で連載中の「#マンションの間取り考」にて新しいコラムが公開されました。テーマは「在宅ワークに使えるスペースは?マンションの間取りから読み解く」です。仕事をするスペースは必ずしも個室でなくてもよく、マンションの間取りの中で「こんなスペースも在宅ワークに使えますよ」という提案をしています。詳しく解説しているのでぜひこちらの記事をご覧いただけますと幸いです。
▶在宅ワークに使えるスペースは?マンションの間取りから読み解く byノムコム
在宅ワークができるスペースが欲しい
コロナ以後、在宅ワークを奨励されることになって「住まいの中に仕事ができるスペースが欲しい」という要望が増えています。これから購入する方は仕事ができるスペースのある間取りを選ぶことができますが、すでにマンションに住んでいる方は、なんとか仕事ができるスペースを見つけたいですよね。
仕事をするために最低限必要なのは、机と椅子を置くスペース、椅子の後ろにイスが引ける空間も必要です。
間取りの中で、壁が出っ張ったり凹んだりしてできる、小さな空間はありませんか?少しの凸凹スペースでもOKです。例え狭くても周囲が壁に囲まれているとかえって落ち着く場所になります。
収納、納戸などを活用
ノムコムの記事中では間取り図を使って具体的に紹介していますが、例えば寝室の広めのウォーキングクローゼットを活用してもよいでしょう。寝室なら窓もあり、エアコンも、コンセントもあるはずです。寝室のドアを閉めれば子どもやペットが入ってくるのも防げるので、オンライン会議が多い方にも向くスペースです。
また、3帖程度の納戸があれば、ワークスペースに転用してもよいでしょう。コンセント、照明があるかどうかの確認は必須です。エアコンはついていない可能性が高いので、暖冷房をどうするか検討が必要です。マンションの場合は戸建て住宅に比べて断熱性が高い傾向があり、ドアを開け放してリビングの暖冷房を兼用することで解決できるかもしれません。
どう使ったらよいか悩んだスペースが大活躍
マンションの間取りでよく見られた窓のない個室(リビングの奥にある個室)や4畳程度の広さでベッドと机が入るか・入らないかという狭い個室は、これまで「どう使ったらよいの?」と悩む空間でした。でも自宅で仕事をするスタイルが市民権を得るようになると、それが在宅ワークに向く小部屋に大変身、重宝される空間となりました。コロナによって、いわゆる「よい間取り」の定義が変わってきたと感じています。
生活スタイルと仕事の仕方によって適した場所は異なる
また、仕事をするスペースが個室でなくてもよいという方もいるでしょう。例えば子どもの様子を見ながら仕事をしたい、家事と平行して仕事をしたいなど。そのような場合はリビング・ダイニングに仕事用のスペースを設けるとよいと思います。リビング・ダイニングの広さに余裕があれば、一角にワークスペースを設けてもよいですし、空間に余裕がなければ、広いダイニングテーブルを置いて、そこで仕事をしてもよいと思います。または、対面式キッチンの方はカウンター付きのケースも多いので、そこを片付けて仕事ができるスペースを作っても良いでしょう。
夫婦二人のワークスペースが欲しいという方も多くいらっしゃると思います。そのようなケースも含め、ノムコムサイトで解説しています。ぜひ記事をご覧いただけますと幸いです。
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