マンションといえば一般的に長方形(かまぼこ型)をしているものが多い中、ひときわ個性があり、インパクトが大きいトライスター型マンションをご存じでしょうか。
トライスター型マンションとは?
トライスター型マンションとは、上から見た時にマンションの形がY字をしているマンションのことで、近年ではタワーマンションで採用されています。しかしルーツをたどるとなんと昭和30年代の団地でみられます。低層のトライスター型団地も、やはりインパクトが大きく、とてもかわいいのです。
【図1】トライスター型マンションの平面図
上の図は、トライスター型マンション(タワーマンション)の全体平面図です(イメージ)。中央にエレベーターなどの共用部分が集まっており、その中心からYの字型に、3つの住棟が放射線状に延びています。その形は星の輝きのようであり、”トライ(3つの頂点をもつ)スター(星)”という呼び名となっています。
下がトライスター型マンションの外観となります。
長方形のマンションを見慣れていると、とてもインパクトがありますよね。そのインパクトをもって、街の顔、街のシンボル的な存在になっています。
トライスター型マンションのメリット
トライスター型マンションのメリットはインパクトだけではありません。住棟がYの字になっているため、各住戸の通風や採光条件が良くなり、条件のよい角住戸も数多くできるのです。また、住戸の間取りも多彩で、ここはどうやって使おうかな、と考える楽しみがある変形間取りもあります。
このトライスター型マンションに見られる間取りは、野村不動産ソリューションズが運営する「nomu.com(ノムコム)」サイトで連載している間取りのコラムの中でいくつかご紹介しています。興味のある方はぜひコラムをご覧ください。
▶nomu.com マンションデータPlus:街のシンボル「トライスター型マンション」の特徴と間取り
トライスター型のタワーマンションの場合、間取り選びも楽しいですが好きな眺めが得られる住戸を選ぶ、という大切な作業も発生しますね。360度の景色の中から選べるのですから、やはり特別なマンションだと思います。