もともと地盤が緩い土地では、大きな地震が発生すると同時に
液状化現象が発生することがあります。
液状化現象とは、普段は地中にある水分が地面まで上がってくる現象をいい、
家が傾いたり、地中にある上下水道を破断したりと生活に大きな支障が生じます。
この液状化現象は、2011年の東日本大震災でも報告され、
震源地から遠く離れた千葉県などでも発生しています。
最近では多くの自治体で液状化のしやすさを示す液状化マップを公開しています。
自宅周辺の液状化のしやすさを事前に把握しておくことも大切です。
そして、これからマイホームを購入しようとしている方は、ぜひ
液状化マップで事前に確認していただきたいと思います。
例えば、マンションなら地中深くまで杭が打ち込んであるのだから、
地表に水が噴き出してきても、あまり関係ないのでは?と
考える人もいるかもしれません。
でも、液状化現象が生じると、建物の周囲の地盤面にも影響が出るので、
上下水道やガスなどのライフラインの断絶は起こり得ますし、
敷地内の舗装などもデコボコになり、元に戻すために費用がかかる可能性もあります。
All aboutで関東(東京、神奈川、千葉、埼玉)の液状化マップ集を作成しています。
ぜひ参考にご覧ください。
【参考サイト】
関東の液状化マップ集。埋立地や軟弱地盤は要注意 by All about