省エネ住宅が災害に強い理由

本日未明、石川県輪島市で震度5強の地震が発生しました。被害状況などはまだ報道されていないようですが、地震に見舞われた方のご無事を心よりお祈り申し上げます。

さて、タイトルにある「省エネ住宅」と「災害に強い家」の関係について、パッとイメージしにくいかもしれません。なぜ「省エネ住宅」だと「災害に強い家」になるのでしょうか。

災害が発生すると、様々な二次災害も発生します。例えば、大地震(一次災害)が起こるとそれに伴って電気やガス、上下水道が断絶して普段の生活が送れなくなったり、火災が発生するなどの二次災害が発生します。

それらの災害に備えるためには、住まいの耐震性を確保しておくこと、家具転倒防止対策をしておくこと、日ごろから防災グッズの備えをしておくこと、避難場所を認識しておくことなども大切ですが、実は省エネ住宅にしておくことも大切な災害対策のひとつになります。

省エネ性の高い住まいにはエネファームや太陽光発電システムなどの創エネ装置を設けるケースも多く、それらがあれば停電時にも電気を使用できますし、蓄電池を備えれば、夜間の電力としても使えます。このように、災害時にライフラインが寸断されたときも電力を使用でき、生活を持続できる安心感が大きくなります。

また、省エネ性の高い住まいは室内環境が快適に保たれ、健康的な暮らしができます。日ごろから健康をキープし、体力をつけておくことは、万が一の災害時に耐え抜くための何よりの力になってくれることでしょう。体力、気力を培っておくことも、大きな災害対策になります。

また、省エネ住宅であれば、日ごろの光熱費を抑えることができるため、上手に節約した分を貯蓄に回せます。経済的な余力を生むことも、万が一の災害時に備えることになるでしょう。

以上のように、省エネ性が高い家に住むことは、災害時の回復(=レジリエンス)力につながっています。これから家を建てたり、購入予定のある方はぜひ住まいの省エネ性にも着目していただければと思います。

オールアバウトのこちらの記事では、省エネ住宅が災害に強いわけを解説しました(閲覧は2020年3月31日まで)。ぜひご覧ください。
「本当に災害に強い家」とは? 実は省エネ性が重要なわけ by All about

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