先日、町田市防災ボランティア(応急危険度判定員)の連絡協議会があり、出席してきました。
応急危険度判定員は、大地震が発生した時に建物の危険度を判定する建築士によるボランティア活動で、
市内在住または在勤の建築士のうち希望者が登録しています。
この日は町田市役所の会議室に集合し、地区別班に分かれて登録員同士の顔合わせと研修会も兼ねており、
2016年の熊本地震、2018年の大阪府北部地震の際の応急危険度判定の状況報告などもありました。
応急危険度判定員は、大地震の発生後、建築士が二人一組になり
被災した建物の状況を判定し、赤、黄、緑の紙を貼っていきます。
緑の紙は、引き続き使用できると判定された建物に、
黄の紙は、立ち入るときは十分注意が必要と判定された建物に、
赤の紙は、立ち入りが危険と判定された建物に貼られます。
ボランティアに登録している人は建築士ですが、判定に慣れている人はいません。
もっと研修の機会を増やして欲しいという意見も出ていました。
いつ大地震が発生してもおかしくないと言われている今、
出動することがないことを祈りつつ、
その時になって慌てたり、判定にばらつきが出ないよう
しっかり準備していかなければなりませんね。
東京都に直下型地震が襲ったら、想像するだけでも恐ろしい事態になります。
建築士自身も被災する可能性があり、そもそも出動できないかもしれません。
いろいろな対策を早急に取っておくべきであることは間違いないでしょう。