最終更新日:2026年3月10日
大きな地震が発生したとき、家の中のどこに逃げれば安全なのでしょうか?
震度5以上の地震が発生し、余震が続くような状況では、慌てて外に飛び出すとかえって危険な場合もあります。
そこで今回は、建築士の視点から地震のとき安全な場所について解説します。
昔から言われる「トイレに逃げろ」は本当?
私が子どもの頃は「地震が来たらトイレに逃げろ」と聞いた記憶があります。
なぜトイレなのでしょうか。
この考え方は、日本の昔ながらの在来木造住宅では理にかなっている場合があります。
- 空間が狭く四隅に柱があることが多い
- 家具が置かれていない
- 家具の下敷きになる危険が少ない
このような理由から、比較的安全な場所と考えられてきました。
地震のとき外に逃げるのは安全とは限らない
大きな地震が発生すると、とっさに外へ逃げようとする人も多いと思います。
しかし外に出れば必ず安全とは限りません。
2018年の大阪府北部地震では、倒壊したブロック塀の下敷きとなり、尊い命が失われました。
このように、屋外でも危険な場所は存在します。
ブロック塀の安全性を確認する
ブロック塀は建築基準法で安全基準が定められています。
基準を守って施工されていれば、簡単に倒壊するものではありません。
問題なのは
- 古くて劣化している塀
- 基準を守らず施工された塀
このようなブロック塀です。
古いブロック塀は風化が進んでいる可能性もあるため、普段から安全性を確認しておくことが大切です。

普段から通る道の危険も確認しておく
自宅のブロック塀だけでなく、普段通る道路沿いの塀も確認しておくことが大切です。
もし不安な箇所があれば、補強や改修を検討することも必要です。
▶ 既存のブロック塀等の点検と補強方法 P6(世田谷区PDF)
地震のとき安全な場所を建築士が解説
地震のとき、家の中でどこに逃げると安全なのか、家具配置や住宅の構造も踏まえて解説した記事はこちらです。
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※この記事は内容を見直し、最新情報に更新しました。(更新日:2026年03月10日)











