長く住める家が欲しい!(by SUUMO)

コロナで「理想の家」に変化が

新型コロナ感染拡大を受け自宅で過ごす時間が長くなり、求める住まいの理想像にも変化が起こっています。これまでは「家にはただ寝に帰るだけだから」とあまりこだわらなかった人や、「リビング・ダイニングを重視して大人のパーソナルスペースは作らなかった」という人もいるのではないでしょうか。

これからは長時間過ごす場としてふさわしい快適性や、在宅ワークがしやすい間取りなどが求められるでしょう。このタイミングで新しく家を建てる計画がある方もいるのではないでしょうか。もしこれから新築住宅を建てたり購入するのであれば、せっかくなので、長く住める家を検討してみませんか。

欧米の家に比べて寿命が短い日本の家

日本の住宅の寿命は欧米に比べ短く、住居費の負担が重くのしかかってきます。取り壊される住宅の平均築後経過年数は日本は約30年、イギリスは77年、アメリカは55年となっており、日本の住宅の寿命が短いことがわかります【図1】。

【図1】減失住宅の平均築後年数の国際比較

【図1】減失住宅の平均築後年数の国際比較(出典:国土交通省住宅局)

しかし成熟社会に入った日本では今「つくっては壊す」というスタイルから「長持ちさせる」時代へと移行すべき時に差し掛かっています。品質がよく、長持ちして快適に住める家を建てることは、私たちの住宅費の負担が軽減され、地球環境の観点からも大きなメリットがあります。

長持ちする家とは

では、長持ちする家とはどんな家のことをいうのでしょうか?日本では、2009年に親子3世代にわたり住み継げるような長寿の家の仕様を決めました。長持ちする家は、耐震性耐久性があり、維持管理が簡単にできること、ライフスタイルの変化にあわせ間取りの変更がしやすいこと、省エネ性が高いこと、バリアフリーであること、そしてその土地の住環境へ配慮も必要です【図2】。

【図2】長持ちする住宅を建築するために配慮すべき性能の例(出典:国土交通省住宅局)

【図2】長持ちする住宅を建築するために配慮すべき性能の例(出典:国土交通省住宅局)

長持ちする家を建てるメリット

長持ちする家の仕様で建てた家は、所轄行政庁に申請することで「長期優良住宅」と認定されます。認定を受けると、様々な税の特例措置を受けることができます。また、住宅ローンの金利が引き下げられ、地震保険料の割引を受けられるなどのメリットを享受することができます。つまり、そのような家を建てることを国が後押ししており、建てる人に対し優遇措置を設けているのです。また、家の売買を行う際にも「長期優良住宅」の認定があれば有利と言われています。

詳しくはSUUMOで解説

以上に述べてきた「長持ちする家」について、このたび住宅・不動産の売買を応援するサイト「SUUMO(スーモ)」で詳しく解説いたしました。記事タイトルは「長期優良住宅のメリット・デメリットは?減税、ローン金利、補助金について紹介!」です。内容は以下の4つの観点からまとめられています。

1.長期優良住宅ってどんな家?
2.長期優良住宅のメリットは?
3.長期優良住宅のデメリットは?
4.興味があれば、早めに依頼先に相談しよう

もし、長持ちする家を建てたい!と思った方は、ぜひ上記記事を参考にご覧ください。
長期優良住宅のメリット・デメリットは?減税、ローン金利、補助金について紹介!

新築住宅の4戸に1戸は長期優良住宅の時代

2009年にスタートして以来、長期優良住宅の認定戸数は年間10万件程度で推移しており、現在は新築住宅の4戸に1戸は認定を受けていることになります。意外に多くの住宅が利用していることがわかります。これから家を建てる予定の方は、ぜひ、同制度の利用をご検討いただけたらと思います。

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