1月31日木曜日、フジテレビ系朝の情報番組「ノンストップ!」(am9:50~)に出演しました。
スタジオの様子です ↓
ノンストップの木曜日には「井戸端Q」というコーナーがあり、当日のテーマは「家庭内事故」。
そこに建築士の専門家として呼んでいただきました。
このお正月に漫画家の細川真義(ほそかわしんぎ)さんがトイレに5時間閉じ込められたというエピソード※を元に、
家庭内で起こる事故を取り上げていくという内容でした。
※エピソードは漫画で読めます。こちらからどうぞ。
もうひとつ、63歳の女性が8日間トイレに閉じ込められたというエピソードも紹介されました。
先ほどの細川さんの例と合せ、トイレの閉じ込め事故を防ぐために
・ドアの前にものを置かない
・定期的にドアノブや鍵の点検(10~15年で交換の時期を迎える)
・1人暮らしの時は鍵をかけない
・トイレの中に笛を置いておく
・携帯電話を持って入る
などを紹介いたしました。
1人暮らしの場合、閉じ込めにあっても誰にも気づかれないことは十分あり得ますよね。
番組ではご紹介しませんでしたが、
高齢で一人暮らしをしている人は、民間のホームセキュリティ会社が提供している
「一定時間以上ポットのお湯が減らなければ遠くに住む子どもに通報が行く」というような
サービスに加入しておくとよいかもしれませんね。
後半では、私が一般のご家庭を訪問し、危ない箇所をチェックしていく様子がVTRで流されました。
その時の様子はこちら ↓ コンセントのチェックをしています。
こちらのお宅には元気でかわいい3才と5才の女の子がいます。
お住まいは安全性に対する配慮がみられ、お母さんも安全対策をしっかりされておりましたが、
それでも10か所程度の危険個所がありました。
例えば浴槽。
近年ではまたぎやすさから浴槽のフチが低くなる傾向があり、一般的なユニットバスで42から45センチくらいです。
昔の和風浴槽では洗い場から浴槽のフチの高さまで60センチ程度あり、
またぐときに足が引っかかってよろけたり、小さなお子さんが入りにくいなどの問題がありました。
その入りやすさを重視して現在は低くなっているのですが、その一方で
頭の重い小さなお子さんがバランスを崩して浴槽に落ちてしまう事故も起こっています。
対策としては、日中はお風呂の水は抜いておくことや、
小さなお子さんが浴槽に近づけなくすることが大切です。
例えば、洗面所やお風呂場のドアの高い部分にロックがついていると理想的です。
訪問したお宅の浴室のドアにもロックがついていて、これはいいな、と思いましたが、
お母さんは「何のためにロックがついているのかわからなかった!」とおっしゃっていました。
これからは有効に使っていただけると思います。
そのように家庭の中に潜む危険な箇所を取り上げ、対策をお話した約25分のコーナーでした。
今回は、テレビの生出演、かつ生放送とあって、緊張してしまいました。
それでも無事になんとか終了して、本当にホッとしました。
このコーナーのプレゼンターは谷岡真一アナウンサー、
MCは設楽 統さん、三上真奈アナウンサー、
ゲストは大久保佳代子さん、風見しんごさんでした。
みなさん、さすがプロ!
進行も盛り上げもとても上手で素晴らしかったです。
ありがとうございました。