阪神淡路大震災後に発表された「家具の被害状況」によると、
調査したうち約7割のピアノが「転倒した、もしくは動いた」という結果が報告されています。
ピアノは「重いから動かないのでは?」というイメージがあるかもしれませんが、
それだけ動いているということは、しっかりと転倒防止対策を取っておく必要がありますね。
私も子どもの頃はピアノを習っており、自宅にアップライトピアノがありました。
そして、アップライトピアノと同じ部屋で両親と当時小さかった弟が就寝していました。

一般家庭でもよく見かけるアップライトピアノでも200キロ以上あります
しかも、ピアノが倒れる方向に寝ていたと思います。
その時はまさか地震でピアノが倒れることがあるとは少しも思いませんでした。

グランドピアノは250キロ以上あります。
就寝中に地震があって、それらの下敷きになったら大変なことです。
できればピアノのある部屋では就寝しないようにしたいものです。
もし同じ部屋で就寝する場合は必ず転倒防止対策を取り、
そしてピアノが倒れる方向を避けてお布団を敷いてください。
アップライトピアノやグランドピアノにはそれぞれ適した転倒防止対策がありますが、
足元に専用器具をかませる方法の場合は、ピアノをいったん持ち上げなければなりません。
ピアノを持ち上げる専用ジャッキも販売されており、ご自身でやることもできると思いますが、
出来たらピアノの購入時や引っ越などのタイミングで行うことをおススメします。
ピアノの地震対策について、詳しくはこちらの記事にまとめています。
ぜひご覧ください ⇒ ピアノの地震対策。重いのに動くピアノの注意点 by All about