家庭内事故を防ぐ住まいの工夫|浴室事故・転倒・誤嚥を防ぐポイント(婦人公論掲載)

家庭内事故を防ごう
初回投稿日:2024年11月18日
最終更新日:2026年3月10日

家庭内事故は、交通事故の約4.5倍もの方が亡くなっていると言われています。
この記事では、女性誌『婦人公論』に掲載された内容をもとに、一級建築士の視点から家庭内事故を防ぐ住まいの工夫について解説します。

『婦人公論』に掲載されました

家庭内事故を防ぐ心得についてのアドバイスが、『婦人公論』12月号(11月15日発売)に掲載されました。

『婦人公論』は大正5年(1916年)創刊の長い歴史を持つ月刊女性誌で、主な読者層は50代以上の女性ですが、30~90代まで幅広い世代に読まれています。

婦人公論2024年12月号表紙


『婦人公論』2024年12月号 表紙

婦人公論の掲載記事はこちらから読むことができます。

婦人公論掲載記事を読む

家庭内事故では交通事故の約4.5倍の人が亡くなっている

安全なはずの家庭において、交通事故の4.5倍以上の死亡事故が発生していることをご存じでしょうか。

2023(令和5)年の人口動態統計によると、交通事故死者数が3575人だったのに対し、家庭内の事故で亡くなった方は1万6050人となっています。

交通事故は年々減少していますが、家庭内事故は大きく減っておらず、その差は年々広がっています。

家庭内事故を防ごう特集


家庭内事故を防ごう(婦人公論特集)

高齢者の家庭内事故トップ3

65歳以上の家庭内事故の主な死因は次の通りです。

  • 不慮の溺死
  • その他の不慮の窒息
  • 転倒・転落・墜落

特に多いのが浴室事故です。溺死の約92%が浴槽内で発生しています。

ヒートショック予防のポイント

  • 浴室や脱衣室を暖める
  • 湯温は41度以下にする
  • 入浴前に家族へ声をかける

なぜ高齢者は家庭内事故が起きやすいのか

家庭内事故は高齢者に多くみられます。

加齢によって次のような変化が起こるためです。

  • 筋力の低下
  • バランス感覚の低下
  • 視力の低下
  • 判断力の低下

昨日までできていたことが、ある日突然難しくなることがあります。
老化は誰にでも訪れるものです。対策を取りながら暮らすことが大切です。

自宅で命を失わないための8ヶ条


自宅で命を失わないための8ヶ条

家庭内事故を防ぐ住まいの工夫

家庭内事故を防ぐために大切なのは、次の2つです。

① 家の中を片付ける

家庭内事故で3番目に多い「転倒」は、リビングで最も多く発生しています。
床に置いた物につまずく、新聞紙を踏んで滑るなど、身近な原因で重大事故につながることがあります。

まずは床に物を置かないことから始めましょう。

② 寒暖差をなくす

家の中の温度差はヒートショックの原因になります。

理想は断熱改修ですが、まずは内窓の設置などでも大きな効果があります。

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安全な階段になっていますか?

※この記事は全体を再編集し、読みやすく整理しました。(更新日:2026年3月10日)

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