最終更新日:2026年3月6日
地震対策として、家具の転倒防止や安全な寝室づくりはとても重要です。
住まい全体の防災については
「住宅防災とは?建築士が解説する地震に強い住まい」
でも詳しく解説しています。
地震が発生したとき、室内で最も危険なのは家具の転倒や落下物です。
特に就寝中に地震が起こると、家具の倒れ方によっては避難できなくなることもあります。
この記事では、一級建築士の視点から、
地震に備えた家具配置と安全な寝室のつくり方を解説します。
地震で危険なのは家具の転倒
18日に大阪府北部で発生した震度6弱の地震で
亡くなられた5名の方には心よりお悔やみ申し上げます。
被災された方、怪我をされた方にお見舞い申し上げます。
亡くなられた方の原因について、報道によると
倒れてきたブロック塀の下敷きになった方が2名、
倒れてきた本棚などの下敷きになった方が2名、
持病をお持ちだった方が1名、となっています(6月20日現在)。
地震直後にできる寝室の安全確保
これから余震が続く可能性があるとのことで、家具の転倒防止対策が必須ですが、
今はグッズを買いに行ったりできないと思いますので、
取り急ぎ、寝室の安全確保についてお知らせいたします。
就寝位置や出入口と家具との関係については、総務省消防庁のHPにわかりやすく載っています。
しかし、スマホなどから見ると消防庁のトップページからたどり着きにくいので、
こちらに画像を貼っておきます。

寝室では、万が一家具が倒れてきた場合に備え、布団を敷く位置に注意が必要です
出典:総務省消防庁「家具の配置にも工夫が大切なのね」
寝室の家具配置のポイント
寝室に本棚やタンスなどがあるとき
・就寝するのに安全な位置は、家具の側方
・もし家具の前方に就寝する時は、家具の高さ以上離れるか転倒範囲内に机などを置く
・スライド式書架付き本棚は安定が悪いので就寝する位置からなるべく離す
寝室にピアノがあるとき
ピアノはキャスターがついているので、確実な移動防止策が取られていない場合は、
ピアノのある部屋で就寝しない
テレビ・パソコンがあるとき
台の上にのせたテレビやパソコンは飛び出す可能性があるので、就寝位置や枕の位置に注意
出入口付近に家具があるとき
家具が移動したり転倒して避難経路が経たれる場合があるので、出入口付近にはなるべく家具を置かない
ガラス破片への備え
ガラスの破片対策
スリッパや座布団などを常備しておく
地震の際に室内で命を守るためには、家具の転倒を想定した配置を考えておくことが大切です。
特に寝室では、家具の前方を避けて就寝位置を決めることや、避難経路をふさがない配置にすることが重要になります。
日頃から家具配置を見直し、安全な寝室環境を整えておきましょう。
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筆者は住宅防災をテーマにしたセミナー講師も行っています。
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※この記事は全体を再編集し、読みやすく整理しました。(2026年3月6日)











