梅雨時のカビ対策

いよいよ梅雨本番に突入します。ジメジメした日が続くと心配なのがカビですよね。そこで梅雨時のカビ対策についてお話しします(公明新聞2019年5月23日付4ページ掲載されました)。

カビは、梅雨の時期だけでなくいつでも発生したら嫌なもの。掃除も大変だし、ほおっておくとアレルギー喘息の原因になるなど、家族の健康にも影響を与えます。

カビ対策として最も有効なことは皆さんもご存じのとおり「換気」です。特に最近の住宅は気密性が向上して自然のすきま風が入ってくるということもありません。空気が停滞するとカビが生えやすくなるため、心掛けて換気を行う必要があります。

まず、比較的新しい住宅には「24時間換気システム」がついています。こちらは、スイッチを入れておけば、居室の空気が2時間に1回、入れ替わるようになっています。24時間換気がついている家は、「電気代がもったいない」と切ってしまわず、基本的にずっとつけっぱなしにするようにしましょう。

24時間換気のスイッチは基本的につけっぱなしにしておきましょう

24時間換気システムがついていない家は、浴室やトイレの換気扇を回し続けることで家の中の空気が流れます。雨が降っていない時は窓を開け、換気を心掛けてください。

カビが生えやすい場所は「空気が停滞しているところ」「カビのエサとなる水分や石鹸カスなどがあるところ」です。

空気が停滞しがちなところとは、押し入れやクローゼットの内部、家具の裏側などです。特に、北側の外壁に面した部分は結露を生じやすく、危険ゾーンです。北側の外壁に面した押し入れやクローゼットは換気のために扉を開け、中身をパンパンにせず、隙間を開け、空気が流れるようにしましょう。

下の写真は北と東の角にある外壁に面した壁です。家具(本棚)を置いた後ろの壁に黒いカビが発生している様子です。家具はなかなか移動しないので、模様替えや引っ越す時などに「あっ!」と発見することになります。知らないうちに、見えない部分にカビがたくさん生えていたら、決して気持ちのよいものではないですよね。

家具の後ろにできたカビの跡

対策として、外壁に面する壁に家具を置くときは、家具の背面に数センチのすき間を開けて、空気が流れるようにしましょう。

家具の背面にも空気が流れるよう、数センチのすき間を設けておきましょう

上の写真は、家具と壁の間に2センチほどの隙間を開けている様子です。

次に梅雨時の洗濯物を早く乾かす方法です。梅雨時の室内干しをするときのコツは「とにかく早く乾かすこと」につきます。乾きが遅いと洗濯ものからイヤな臭いがすることもあります。

室内干しをするご家庭は、洗濯物を干した部屋のエアコンを「ランドリー運転」「除湿運転」などにして、さらにサーキュレーターや扇風機を使って洗濯物に直接風を当てましょう。エアコンを使うと電気代が気になりますが、早く乾けば運転時間も短く済みます。エアコン+サーキュレーターのダブル使いが洗濯物を早く乾かすコツになります。

最近では乾燥機付きの浴室や、乾燥機能付きの洗濯機なども出回っています。家に備わっているこれらの設備や、サーキュレーターや扇風機などの家電を上手に活用しながら、洗濯物をなるべく早く乾かしましょう。

洗濯物がいつまでも室内に干しっぱなしになっていると、気分もパッとしないものです。気持ちも室内もジメジメしないようにしっかりとカビ対策をして、梅雨の時期を乗り切りましょう。


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