4人家族が選ぶ3LDKのマンションの間取り

夫婦+子ども2人の4人家族が3LDKのマンションに住もうと思ったら、どの程度の広さどんな間取りを選んだら良いですか?
そんな質問をいただきました。

まず、間取りについて。現在市場に出ているファミリータイプのマンションの間取りのほとんどが3LDKです。4LDKを見つけようと思っても、その方が難しいでしょう。3LDKであれば夫婦寝室とは別に二人の子どもにそれぞれ個室を与えることができます。

次に広さについて。マンションに「夫婦+子ども2人」の4人家族で住む場合、ひとつの指標として国が掲げる「誘導居住面積水準」があります。これは世帯数に応じて豊かな住生活を実現するための理想の広さを示したもので、都市居住型マンションでは4人家族は95m2(3~5歳児が1人いる場合は85m2)となっています。

つまり、4人家族なら95㎡あれば、豊かな住生活ができると国が言っているのです。

立地によってもマンションの価格はかなり違ってくるので、もしかして郊外まで足を延ばせば、予算内で買える95㎡のマンションが見つかるかもしれません。でも、都市部で95㎡の広さのマンションは、かなりな高額になり、現実的には購入が難しい人が多いと思います。

ここで、けして無理をせず、予算の範囲内の理想の3LDKを見つけましょう。これが今回のテーマです。

例えば60㎡台の3LDKでも、無駄のない、広さを感じる間取りを選ぶとよいと思います。
廊下の面積を極力削り、その分居室を広く取っていて、バルコニー等の外部空間をうまく取り込んだ間取りなら、実面積より広く感じます。また、80㎡台の3LDKでは各居室にゆとりが出てきますが、無駄な空間が多い間取りでは台無しですし、さらには将来的に本当にその広さが必要なのかを考えた方がよいでしょう。

ノムコムで連載している【マンションの間取り考】の最新コラムでは、60㎡台、70㎡台、80㎡台の3つの3LDKの間取りを選び、それぞれの特徴や注意点などをまとめました。ぜひ参考にご覧ください。

■ 60・70・80m2台3LDKに4人家族で住む、マンションの間取り(ノムコム)

さて、ノムコムでは2年間に渡り計10回、間取りを考察するコラムを掲載してきましたが、今回が最終回となりました。
まだまだたくさん書きたいテーマがありましたが、また別なところで書いていければと思っています。

関連記事

  1. リビング学習のススメ
  2. 間取り図
PAGE TOP