最終更新日:2026年3月9日
リビング学習は本当に効果があるのでしょうか。この記事では建築士の視点から、リビング学習をしやすい間取りや学習スペースのつくり方、実際の家庭での体験を交えて解説します。
最近よく耳にするようになった「リビング学習」。
小さな子どもが自室にこもって勉強するよりも、家族のいるリビングやダイニングで学習した方がはかどるといわれ、注目が集まっています。
小さなお子さんの場合、個室があったとしても、なかなかそこで1人で学習を進めるのは難しいことがあります。
リビング・ダイニングで勉強すれば、家族の気配を感じながら安心して学習でき、親も家事をしながら様子を見守ることができます。
リビング学習をしやすい間取りのポイント
リビング学習を取り入れる場合、住まいの間取りや家具配置も重要なポイントになります。
下の写真のようにキッチンの流し台の対面にカウンターが設けられている間取りも人気があります。

流しの前にカウンターがあると勉強スペースとしても活用できる
このようなカウンターがあれば、そこを学習スペースとして活用できます。
また、リビング・ダイニングに勉強机を置くスペースがない場合でも、大きめのダイニングテーブルを使えば勉強スペースとして活用することができます。
気になるのは、リビング学習を続けると学習用具などで散らかりがちになることですが、ランドセル置き場や文房具の定位置を決めておくことで防ぐことができます。
我が家のリビング学習の実体験
我が家では二人の子どもが小学校に上がるタイミングで、それぞれ学習机を購入しました。
しかし実際には、成長してからもその机で勉強することはほとんどありませんでした。
子育てをしている方からも、同じような話をよく聞きます。
ではどこで勉強していたかというと、やはりリビング・ダイニングで勉強することが多かったです。
成長すると、自分の部屋に折り畳み机を置いて床に座って勉強するなど、本人が好きなスタイルで学習していました。
そのため学習机は、いつの間にか物置になってしまいました。
大学受験の時期にも、気分転換や集中したいときにリビングに来て勉強することがありました。
受験に関する問題を出したり、わからないことを一緒にパソコンで調べたりと、親にとっても勉強になることが多くありました。
子どもが成長すると接点が少なくなりがちですが、リビング学習は親子のコミュニケーションのきっかけにもなります。
これからの住まいとリビング学習
最近では在宅勤務をする親も増えています。
そのため、子どもの学習スペースと親の仕事スペースの両方を確保することが、これからの住まいづくりの課題の一つになっています。
リビングやダイニングの一角に学習スペースやワークスペースを設けることで、家族がそれぞれの活動をしながらも同じ空間で過ごすことができます。
子どもの性格や家庭のライフスタイルによって最適な形は異なりますが、家族の気配を感じながら学習できる環境をつくることは、住まいづくりにおいて重要なポイントの一つだと感じています。
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- 「子育てがしやすい」マンション選びと間取りのポイント(ノムコム)
参考記事
リビング学習のコツについては、以下のWebコラムでも詳しく紹介しています。
※丸紅都市開発株式会社の新築マンション「グランスイートシリーズ」紹介サイト
コムズ倶楽部内のWebコラムに掲載されています。
※この記事は全体を再編集して読みやすく整理し、リンク集を整えました。(更新日:2026年3月09日)











