バルコニー?ベランダ? マンションのバルコニーの活用について

眺望もよく開放感も得られるバルコニーを上手に活用しましょう

コロナ禍の中、ベランダやバルコニー、テラス、デッキなどの外部空間の活用が注目されています。今回はマンションのバルコニーの活用や注意点について。

ベランダか、バルコニーか

まず、ベランダとバルコニー、その違いは何なのか、気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。両者とも部屋の外に張り出した外部空間であることは同じですが、これまで関わってきたマンションでは、屋根の有無にかかわらずマンションについている外部への張り出しは「バルコニー」と呼んでいます。

先日公開されたSUUMOの記事「タワマンにはベランダがない?あっても自由に活用できない?タワマンのベランダの注意点」では「ベランダ」で統一されていますが「ベランダ」と検索してくる方が多いから、という理由でそのようになっています。

調べてみると、屋根がついているスペースを「ベランダ」、屋根がないスペースを「バルコニー」と解説しているサイトもあります。でも、マンションの場合、上階の張り出しの床が自分のバルコニーの屋根になっており、多くの場合屋根がついていますが、ベランダではなくバルコニーと呼ぶのが一般的です。

ウィキペディアでそのように解説しているところからきているのかもしれませんが、そのウィキペディアには「この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です」と注記があります。もしはっきりとした出典をご存じの方はぜひ教えていただけますと嬉しいです。

このブログではマンションについている外部スペースは「バルコニー」と呼びたいと思います。

マンションのバルコニーの活用方法

都市部のマンションは近年価格が高騰し、専用床面積が縮小される傾向があります。ですので、共用部分であるものの専有使用権があるバルコニーの存在はとても大きいと言えます。室内空間が手狭でも、バルコニーを第二のリビング、アウトドアリビングとして活用することで、より広く、より開放的な暮らしができます。

マンションのバルコニー

マンションのバルコニーを安全に活用してアウトドアリビングを楽しみましょう

コロナ禍で在宅勤務の機会が増えたり、家族のそれぞれが自宅で過ごす時間が増えている中で、植物を育てたり、椅子やテーブルをセットしてくつろぐなど、バルコニーという外部空間を活用する人も多くなっています。

マンションのバルコニーでは安全性を確認して

マンションのバルコニーを活用することはとても良いことだと思いますが、一点心配なのは、小さなお子さんの転落事故が起こっていることです。マンションのバルコニーや、妻面にある窓から小さなお子さんが転落する事故は、なかなか無くなりません。

コロナ禍がはじまってからも数件続けて事故が発生しており、その理由としては、おうち時間が増えてバルコニーを利用する頻度や時間が増えたことや、外出の自粛で体力が有り余っているお子さんが、バルコニーで遊んでいるうちに落下してしまうなどが考えられます。

このような悲しい事故が発生するたびに、バルコニーに小さなお子さんが単独で出ないように気を付けること、よじ登れる足がかりとなるものを置かないようにと対策が報じられますが、事故は無くなりません。その理由として、マンションのバルコニーの手すりの構造によるものもあるかと思います。

マンションのバルコニーの手すりの限界

マンションではバルコニーから見える眺望も価値の一つと考えられ、手すりの高さをあまり高くしてしまうと眺望が蹴られてしまいます。一般的には落下防止の観点から手すりの高さは1.1メートルあればよいとされていますが、さらに安全性を高めるために、1.2メートル、1.3メートルとしているマンションもあります。

でも実際には、子どもの腕力はとても強く、1.3メートル程度の手すりでも、腕の力で乗り越えてしまうことは可能なのです。実際にヒヤッとしたご家庭も多いかと思います。バルコニーの先端部分の床から天井まで、手すりで全てカバーしてしまえば落下事故は無くなりますが、眺望を失ってしまいます。それに、全部覆うと牢屋みたいなってしまいます。このバランスをどう取るのかは難しいところだと思います。

マンションのバルコニーを安全に活用するために

マンションのバルコニーを活用しつつ、悲しい事故を発生させないために、小さなお子さんから目を離さないことはもちろんですが、四六時中目を離さないというのは実際には難しいですよね。そこで、一人でバルコニーに出ないように、バルコニーに面した掃き出し窓にストッパーをつけておくなどの対策が有効です。

掃き出し窓にストッパーをつけておくのも対策の一つです

掃き出し窓にストッパーをつけておくのも対策の一つです

ストッパーは、防犯性を高めるための二重ロックの役割を果たすものですが、風通しのためにある程度の幅まで窓を開け、その位置で固定できるものもあります。子どもがすり抜けられない幅は11センチと言われています。これは小さな子どもの頭の大きさが抜けない寸法です。コロナ禍ではある程度の換気も有効とされていますので、バルコニーに面した掃き出し窓は11センチより広くならないように開け、ストッパーで固定しておきましょう。

市販の窓ストッパーの例

市販の窓ストッパーの例

マンションは多くの世帯が集まって住む場所なので、共用部分であるバルコニーにも制約を設けているマンションも多いですが、ぜひそれらを守りながらバルコニーという魅力的な空間を活用し、かつ安全な場所となるよう配慮していただければと思います。

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★ 住宅・不動産サイトSUUMOのお役立ちコーナーで「タワマンにはベランダがない?あっても自由に活用できない?タワマンのベランダの注意点」という記事が公開されました。タワーマンションの購入を検討されている方、もしくは賃貸で住むことを検討している方は、ぜひ参考にご覧いただけますと幸いです。

★ 公式ガイドを務める生活情報総合サイト「All about」でマンションのバルコニーに関連する記事を書いています。こちらもぜひご覧いただけますと幸いです。
▶ サービスバルコニーとは?バルコニーの違い、種類や楽しみ方も紹介

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