間取りを検討する際に、みなさんはどこをチェックされるでしょうか? 各部屋の広さ、向き、動線など、どれも大切な項目ですが、今回は、キッチン、洗面所、浴室、キッチンなどの「水回り」に注目します。
朝の時短に影響する「水回り」の動線
朝の忙しい時間帯に、長く滞在するのが「キッチン」と「洗面所」ではないでしょうか。キッチンでは食事作りや後片付けなど、また洗面所では朝の身支度や洗濯などを行うことと思います。
キッチンと洗面所が近いと時間を有効に使えます。例えばキッチンで洗いものをしていて、洗濯機から洗濯を終えたブザーが聞こえたら一旦洗い物の手を止めて洗面所に移動し、また洗い物に戻る……という流れもスムーズにできます。
最近はキッチンとリビング空間が一体になっている間取りも人気があります。キッチンと洗面所がすぐ近くにあれば、洗面所で家事作業を行っている最中でもリビングにいるお子さんの気配がわかり、安心できるかもしれません。
帰宅後すぐ手洗いできること
次に着目したいのは「洗面所と玄関の位置関係」です。2019年から続いたコロナ禍では、玄関の近くに手洗い器がある間取りのニーズが高まりました。
コロナの大流行は落ち着きましたがまだ感染するリスクはあり、かつインフルエンザも猛威を振るうようになり、今後も帰宅後すぐの手洗いの習慣は必要と考えられます。特に高齢者や小さなお子さんなどがいるご家庭では、病気予防の観点から、手洗いと玄関が近いかどうかをチェックすることをお勧めします。
’ビューバス’ でリラックス
旅行に行く際、ホテル選びも楽しいものですが、温泉設備があり、さらにそれが景色のよい場所に設けられているとしたら、宿選びの大きなポイントになると思います。入浴が旅そのものの目的になることもあるでしょう。それほどお風呂場からの眺めというものは魅力的だと言えます。
個人の家で日常的にそれを楽しめるビューバスに触れたいと思います。ビューバスとは、浴室に大きな窓が付いていて入浴しながら景色を楽しめる浴室のことです。もし自宅にビューバスがあったらどうでしょうか?日常的に癒しの時間を得ることができそうでワクワクしませんか。
ビューバスは、戸建て住宅であれば庭に面して作り周囲から見えないように囲いを設けたり、マンションであれば周囲からの視線を気にしなくて済むタワーマンションの上層階に設けられることが多いです。
マンションにビューバスが付いている場合は、そこからどんな景色が見えるのか、周囲からの視線は気にならないかなどを事前によく確認しましょう。タワーマンションを購入予定の方はぜひ浴室をチェックしてみてください。
以上のように、間取りで「水回り」に注目した記事をノムコムサイトで公開しています。取り上げているのはマンションの間取りになります。間取り図を用いて解説していますので、ぜひこちらもご覧いただけますと幸いです。
▶ 水回りの位置に特徴があるマンションの間取り byノムコム