このたび、野村不動産ソリューソンズ「ノムコム」の連載企画「マンションの間取り考」にて、新しい記事が公開されました。今回のテーマは、ファミリー向けマンションで最も多い専有面積帯・60㎡台での“間取りの選択”についてです。
60m2台マンションで起こりがちな「間取りの悩み」
都市部のファミリーマンションで最も多い広さは「専有面積60m2台」。私が日頃から多くの間取りプランを拝見していても、60m2台は“選びの幅”が大きく、購入者の方が迷いやすいゾーンだと感じています。特に多いのが「収納重視の2LDKか」「部屋数重視の3LDKか」というご相談です。
最新の東日本レインズのデータでも、60m2台は首都圏・東京都の中古マンション市場で最も流通数の多い帯であり、まさに“最激戦区”。この広さでどう空間を活かすかは、暮らしやすさに直結するテーマといえます。
WICで空間が広く見える「収納力重視プラン」
ウォークインクローゼット(WIC)を大きく取り、LDKや寝室に余計な家具を置かずに済むようにした2LDK。モノが表に出ないため空間がすっきり見え、「広く暮らす」方向性を選ぶ人に向いています。最近は2室をつなぐウォークスルークローゼット(回遊型)など、動線を整える工夫が加わったプランも増えています。
ただし、WICは“人が入るスペース”が必要なため、コンパクトな60m2台の場合は内部の寸法がタイトになりがちです。実際には通路幅や換気の確保が重要で、図面だけでなく奥行きや動線を具体的にイメージすることが欠かせません。
3~4帖の「小部屋」をどう活かす?
いま中古市場で存在感が増しているのが、小さくても独立した個室を持つ3LDK。3~4帖の小部屋でも、テレワーク、勉強部屋、趣味スペース、収納兼作業室など用途が多彩で、暮らしの柔軟性が高いことが魅力です。特に小さなお子さんがいる家庭や、在宅ワークが日常的な方には、独立性の高さが大きなメリットになります。
一方、小部屋を作る分、収納が分散しがちになる点には注意が必要です。廊下収納や可動家具で補えるか、エアコン・採光・換気は十分かなど、図面段階で細かいチェックが欠かせません。
2LDKと3LDK、どう選ぶ?
暮らし方を大きく分けると、
「広くすっきり暮らしたい → WICのある2LDK」
「ゆるやかに区切り、個室が必要 → 3LDK・小部屋あり」
という方向性になります。
実際の市場データを見ると、首都圏全体では3LDKが最多で、ファミリー層の需要が厚いことがわかります。
一方、都区部に限ると2LDKが優勢で、DINKS層やコンパクト志向のニーズが反映されています。
つまり、正解は“自分の暮らし”と“住むエリアの需要”の両方を見て決めること。
今回ノムコムで公開された記事では、この2LDKと3LDKの代表例として、
・回遊型WICを備えた63m2の2LDK
・3〜4帖の小部屋を持つ3LDK
の2種類の間取り図を示しながら、選び方の視点を詳しくまとめています。
記事はこちらからご覧いただけます
👉 ノムコム連載|同じ広さならどちらを選ぶ?「WIC付き」vs「小部屋付き」
https://www.nomu.com/mansion/library/trend/special/inoue25.html
60m2台の住まい方については、こちらの記事でもさまざまな視点からまとめています。あわせて参考にしていただければ嬉しいです(過去記事)
👉 ノムコム連載|専有面積60m2台、家族4人が快適に暮らせる間取り
https://atelier-sumai.jp/archives/3980
2LDKの間取りのメリットについて、こちらの記事もあわせて参考にしていただければ嬉しいです(過去記事)
👉 ノムコム連載|3LDKより2LDK? 変わる家族の形に合わせた賢い住まい選び
https://atelier-sumai.jp/archives/4120











