RC造・SRC造・S造…マンション構造の特徴、メリット・デメリット

一口に分譲マンションといっても、RC造、SRC造、鉄骨造など、様々な構造があることをご存じでしょうか。

マンションで最も採用が多いのはRC(鉄筋コンクリート)造です。鉄筋やコンクリートという比較的身近にある材料を使い、鉄筋とコンクリートがお互いの弱点を補いながら、マンションに必要な強度を持たせることができるベストマッチな組み合わせになっています。

少し前までは、7階建て以上のマンションになると、 鉄筋とコンクリートに鉄骨がプラスされ、さらに高い強度が得られる SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造が多く採用されていました。

しかし、現在では20階以上の高層マンションでもRC造が採用されています。コンクリートの軽量化やプレキャストコンクリートの採用など、技術の向上に伴って可能となりました。SRC造と比べ鉄骨を使用しなくてよい分、工期も短く、工事費も割安にできます。

主に低層の賃貸マンションなどでは S(鉄骨)造を採用する場合もあります。 鉄骨造は他の構造に比べ、工期が短くて済むことや、柱と柱の間隔を広く取ることができるメリットがあり、工場やオフィスビルなどで多く採用されています。その一方、多くの人が住む集合住宅としては、子どもの足音や人の声など、音が気になりやすい構造かもしれません。

しかし、最近では住宅メーカーによっては、音が響きにくい壁や床の工法を採用し、音の問題に配慮している物件もあります。鉄骨造の場合は、そのような工夫をしているかどうかをチェックしてください。

生活と密着した観点でいうと、RC造はS造に比べて音を通しにくい構造です。小さなお子さんがいて、日常生活で音が出る可能性があるのであれば、RC造のマンションの方が安心かもしれません。

一方、S造の場合、RC造やSRC造に比べて工事費が安く済むため、その分、マンションを安く買ったり借りたりすることができる可能性があります。「家には寝に帰るだけ」という生活をしている人にとっては、魅力的かもしれません。

マンションの構造別の特徴について、より詳しく知りたい方はぜひこちらのサイトをご覧ください。

自分に合う構造は?マンションのRC造、SRC造、S造の特徴(インタビュー記事)

RC造や壁式構造…マンション構造の分類・違いと特徴 (All about) 

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